2008年03月19日
アタク

和名:キノボリトカゲ
テレビ番組でエリマキトカゲが紹介されてからというものブームになり、沖縄の野山から姿を消しつつあったキノボリトカゲがブームも去り少しずつ数を回復しています。
キノボリトカゲの方言名は多く、『沖縄の方言名を楽しむ生き物 いちむし』ではなんと24種類の方言名が紹介されているのです。
しっぽをサツマイモの蔓で縛って豚に投げて豚とケンカさせて遊んだことからウヮートオーヤー(豚とケンカするやつ)、キノボリトカゲ同士ケンカさせて弱ってくると唐辛子を食べさせてカツを入れたことからコーレーグスケー(唐辛子を食うやつ)など今冷静に考えると動物虐待そのものなのですが、オモチャの無かった時代の子ども達の楽しみの一つだったのですね。
いろいろな方言名があるのですが、それぞれの方言名に文化的背景があって楽しいですね。
ちなみに沖縄広域で呼ばれているアタクはキーアタクが短くなったものだと考えられます。アタクは技の巧みな者のことを差し、キーアタクは木登りが巧みなやつと言う意味です。で、キーが省略されてアタクと呼ばれるようになったのでしょね。
Posted by 徳門大介 at 17:08│Comments(3)
│動物
この記事へのコメント
彼の天敵は子供ですな。
彼にとっては、死ぬ思いですよ。
恐るべし子供たち。
彼にとっては、死ぬ思いですよ。
恐るべし子供たち。
Posted by 発光鳥
at 2008年03月24日 10:56

発光鳥さん、コメントありがとうございます。
子ども達は現在も天敵ですね。
さらに、最近ではカラスが空から、マングースが地上からせめていますので危機的な状況にあります。
徳門
子ども達は現在も天敵ですね。
さらに、最近ではカラスが空から、マングースが地上からせめていますので危機的な状況にあります。
徳門
Posted by 徳門大介 at 2008年03月24日 11:23
私は、沖縄本島南部に住んでいますが、
私のところでは、この木登りトカゲを、「オーロー」と呼んでいました。
小さい種類のやつは、アンダケーボージャー(ジューミー)とも言っていましたよ。
小さい島の住民たちも、いつまでもいてほしいですね。
私のところでは、この木登りトカゲを、「オーロー」と呼んでいました。
小さい種類のやつは、アンダケーボージャー(ジューミー)とも言っていましたよ。
小さい島の住民たちも、いつまでもいてほしいですね。
Posted by ハッピーランド at 2009年10月31日 12:47