2007年12月31日

ユナかジシ

 今年も残すところ12時間を切りました。
 最近では本土式で年越しそばが主流になってきましたが、私の父はユナカジシを食べていました。
 沖縄では大晦日の夜にサンマイ肉を食べていたようです。このあたりでも沖縄と豚の繋がりの強さを物語っているように思います。
 沖縄では「豚は鳴き声以外は全部食べる」なって大げさに言う人もいるほどです。考えてみると顔はチラガー、耳はミミガー、内蔵はなかみ汁、足はアシテビチ…。脂身はマーアンダ、マーアンダを絞ったカスはアンダカシーてな具合ですね。ほんとに沖縄文化と深い関わりがあります。
 沖縄では豚は正月と盆に必須のお肉で、ヤギ肉は栄養をつけるため行事の時につぶして食べたようです。先日の調査では日常の栄養補給としてはウサギ、ニワトリなどがよく食べられたようです。肉の塊が小さいので残らないように匹数で調整できたからといっていました。冷蔵庫のない時代の人々の知恵なのかもしれませんね。

 今年も多くの方々に読んで頂きありがとうございました。
  来年もいろいろ沖縄の方言を紹介できるよう頑張りたいと思います。
   みなさん、良いお年をお迎えください。
                         徳門大輔 
  



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Posted by 徳門大介 at 12:55│Comments(0)文化
 
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